貸切バスでよくある質問
予め出発時間や目的地などを決めておくのはなぜ?
貸切バスを申し込むにあたり、出発時間や出発場所、目的地、乗務人数など、あらかじめ決めておかなければならない事項があり、初めて申し込む方には煩わしさや戸惑いがあるかもしれません。
これらが申し込む際に必要なのは、貸切バスの料金を算出するために必要となるからです。貸切バスの料金は、キロ制運賃と時間制運賃の合算となりますので、出発場所や目的地が明確になっていないと料金を決められないためです。
その他にも乗車人数によって、バスのタイプ(大型、マイクロなど)が変わります。料金もこのバスタイプにより異なりますので、予め決めて置く必要があるのです。
運行ルートを当日に変更できないのはなぜ?
貸切バスを利用した当日に行き先を変更することはできません。
貸切バスの料金は「距離=キロ制運賃」と「利用時間=時間制運賃」で計算しているため、当日変更になると料金が変わってしまいます。
また、バスの運行は運行管理表などで管理することが法律で定められているので安易に当日変更することはできません。緊急事態(体調不良など)は例外となります。
料金が変更になるということ以外にも理由があります。
貸切バスは大勢のお客様を同時に、事故のないよう、現地まで安全に送り届ける義務があります。安全に運行するためには事前の準備が必要となります。
バスが通る予定の道路が大型車であるバスが走行できるかどうか、駐停車できる場所があるかどうかなど、前もって確認しておくことがあります。
さらに、貸切バス当日の運転手には、行き先やルートを変更する権限はありません。これも法律によって定められていることで、貸切バスを走らせるルートを決められる(変更できる)のは運行管理者と呼ばれる国家資格を持っている人に限られます。
やむを得ない事情が発生した場合、運転手はバス会社に連絡し、運行管理者に指示をあおぐことになっています。